太陽光発電（ソーラーパネル）の価格・見積もり

かつてはオール電化住宅や、オール電化マンションといった住宅があった。エコキュートやIHクッキングヒーターなど今まではガス（もっと昔では、石油や石炭）を使って熱エネルギーをとっていたものを、電気エネルギーを使うようになった。

その頃、太陽光発電はといえば、お金持ちか、よっぽどの物好きな人だけが屋根の上などに取り付けていた。
ソーラーパネルは値段が高い割りに発電効率が悪く、初期費用の分を発電量で取り戻すには１０年以上は余裕でかかった。

ところが、大震災の後、電気代の上昇にともなって、自家発電が見直されてきた。メーカーの涙ぐましい努力によって、太陽光パネルの価格も下がってきた。そして、国、都道府県、市町村からの補助金など太陽光発電業界にとってはまさに追い風の時期である。

オール電化と太陽光発電の立場も大逆転して、いまや太陽光発電がメインで、オール電化はサブ的な存在になった。

せっかく太陽光発電を導入するのだから、エコキュートやIHクッキングヒーターといったオール電化機器も　入れておこうか！？　と思うのである。

既に新築住宅や、新築マンションでは太陽光パネルが搭載されているケースが増えている。設置費用の元を取るための売電という意味合いに加え、震災時にも自家発電で電気が使える魅力が大きいのだろう。

ディーゼルや、ガスを使った自家発電の装置もあるけれど、自分の家庭で使うにはちょっと現実的でないというか、いざと言うときのためにガスや灯油をためておくのがセキュリティ上心配だったり、ソーラー発電のような再生可能エネルギーに関する需要が高まってきたことにもよるだろう。

太陽光発電に関しては、一般の方にまだ良く分からないことも多く、非常に興味がある一部の人が発信しているだけかもしれないけれど、エコひまわりのようにシャープや、東芝、パナソニック意外のメーカーでも紹介されているので、色々と目にする機会も増えてきている。

今後はどうなるか分からないけど、東京電力など電力会社の動向を見ていると、当分は電気代が上がっていきそうな感じであるし、日本に住んでいればいつかは大震災にあう可能性も大きい。このような状況を考慮すると、太陽光発電は、ないよりもあった方がいいものにはなってきていると言えるだろう。